「40代未経験でも介護はできるの？」
「40代で介護職になるとこの先はあるの？」
「実際介護職の給与はどうなの？」
「最初は派遣社員からの方がいいの？」
40代から介護職への転職を考えている方は、未経験の業界である介護業界への転職が不安です。
私は30代後半ですが、多くの40代未経験の方が、介護業界に転職してきたのを見ています。
面接を行い教育してきた方から、異動されてきた方まで、50名以上のさまざまな方を見てきました。
結論からいうと、40代未経験からでも介護職へ転職可能です。
- 40代におすすめ介護転職エージェント
- 介護施設の違い
- 介護の給料
- 履歴書や職務経歴書の書き方
この記事をみると、以上内容がわかります。
40代の方が介護職へ転職するために参考になれば嬉しいです。
40代介護転職で実際に利用した転職エージェントTOP5
転職エージェントは、介護職に転職するのにおすすめです。
実際に利用してよかったと感じた転職エージェントTOP5を紹介します。
- マイナビ介護職
- 介護ワーカー
- 介護求人ナビ
- ケアジョブ
- レバウェル介護
以上の5つです。
転職エージェントの選び方は、それぞれの特徴を理解して、条件に合ったものを探すことが重要です。
具体的には、自分の希望する勤務地や給料、仕事内容などを詳細にリストアップして、それを満たす求人情報が網羅されているエージェントを選ぶといいでしょう。
専門のコンサルタントが在籍しているエージェントは、未経験者やブランクのある方にとって、有利に転職をすすめられます。
1.マイナビ介護職
マイナビ介護職は、全国各地の介護施設や在宅介護サービスからの求人情報が多くあります。
地方の求人を希望する方におすすめです。
また、経験豊富なキャリアコンサルタントが、利用者一人ひとりの希望や経験を詳しく聞き、最適な転職先を提案してくれます。
転職に不安な方は、面接のアドバイスや履歴書の添削など、転職活動もサポートまできめ細やかなサービスが特徴です。
＼細かい条件で探すなら／
2. 介護ワーカー
介護ワーカーは介護専門の転職サイトであり、介護業界に特化した豊富な情報とノウハウがあります。
介護職に特化しているので、全国のさまざまな介護関連の求人情報を持っているだけでなく、施設介護から在宅介護介護まで、幅広い職種に対応しています。
また、専任のキャリアカウンセラーが希望や経験を詳しくヒアリングして、最適な求人の紹介も行います。
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3.介護求人ナビ
施設介護や在宅介護たけでなく、ケアマネなどさまざまな職種の求人情報があります。
そのため、紹介したことのある施設に先輩社員が在籍している場合、施設の雰囲気や職場環境を知っているので、働きやすい職場を紹介しやすいです。
また、専任のキャリアアドバイザーが転職だけでなく、福祉業界の最新情報も教えてくれたり、資格取得のサポートをしてくれたりします。
＼転職サポートを受けるなら／
4.ケアジョブ
ケアジョブは、大手企業から中小企業まで幅広い求人情報を扱っていて、正社員だけでなく、パート・アルバイトの情報も充実しているのが特徴です。
他の転職エージェントと同じように、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれて、履歴書の添削や面接対策などを行います。
＼キャリアアップを目指すなら／
5.レバウェル介護
レバウェル介護は、キャリアプランに合わせた求人情報を提示してくれたり、面接対策してくれたり、紹介するだけではありません。
面接日程の調整や入職後のフォローアップまで、転職後のサポートも期待できます。
＼転職をサポートしてもらうなら／
仕事探し：求人情報の活用方法
転職エージェントを利用したり、ハローワークを利用したり、さまざまな求人情報を活用することは、仕事探しにとって重要なポイントです。
しかし、条件がばかりに目がいくと、あまり職場環境が良くないところへ就職してしまうケースもあります。
介護業界はいつも人材不足に悩まされていますが、環境が良くない場合は職員の数も多くありません。
職員の数が多くないと必要以上の仕事をしなくてはいけない場合や教育に時間を使えない場合が多いです。
職場環境を知るためには、面接時に面接担当者に直接質問したり、転職エージェントに質問したりなどして、疑問をなくしましょう。
利用者数と職員数は聞いておくのがおすすめです。
フロアに一人しか配置されていない場合、早い段階から一人で仕事をさせられるパターンが多くあります。
未経験から介護職への転職：成功事例と失敗事例
介護職への転職は成功する方もいれば、失敗する方もいます。
介護職未経験の方は、成功例だけでなく失敗例も参考にしましょう。
成功例
給与も大切でしたが、未経験だったため、職場環境を重視しました。
その結果、1ヶ月教育してもらえて、実務経験を重ねることができました。
日々の業務を通じてスキルを磨けたので、独り立ちしてからも問題なく働けました。
1ヶ月サポートしてもらえるので、心も余裕がありました。
失敗例
元々体力仕事をしていたので、体力には自信がありました。
そのため、職員の人数は少なく休みが少ないですが、給与が良かった場所を選びました。
しかし、介護の仕事は、精神的に疲れることを知りました。
慣れない介助だけでなく、コミュニケーションを取るのが難しい利用者や職場環境もあまり良いとは言えませんでした。
心に余裕がないと良い介護ができないと感じました。
介護施設の種類
介護施設はさまざまな種類があり、その中には特定のニーズを持つ高齢者や障害者をサポートするための専門的な施設も含まれています。
以下に、主要な介護施設は以下の通りです。
| 施設名称 | 特別養護老人ホーム | 介護老人保健施設 | 有料老人ホーム | グループホーム | ショートステイ | デイサービス | 訪問介護 |
| 特徴 | 高齢者が日常生活を送るための援助を必要とする人々を対象としています。これらの施設は、介護サービス、リハビリテーション、医療サービスなどを提供します。 | 介護老人保健施設は、医療的なケアが必要な高齢者を対象としており、看護師や理学療法士などの専門スタッフが24時間体制でケアを提供します。 | 生活支援サービスと介護サービスを提供し、専門的なスタッフが24時間体制でサポートしています。 | 認知症の高齢者を対象とした小規模な共同生活施設です。家庭的な環境の中で、24時間体制のケアと共同生活を提供しています。 | ショートステイは、一時的に介護が必要な高齢者や、家族が休暇を取るなどして一時的に在宅での介護が難しい時に利用できる施設です。 | 高齢者が昼間に利用できる施設です。介護、リハビリテーション、レクリエーション活動を提供し、在宅介護者が一息つくための時間を提供します。 | 訪問介護は施設ではなくサービスの一種で、高齢者の自宅を訪問し、生活援助や身体介護を提供します。 |
各施設は、利用者のニーズ、健康状態、生活状況により異なるサービスを提供しています。
転職を考える際には、どのような施設やサービスに興味があるか、また、どのようなスキルや経験を活かせるかを考えてください。
それぞれの場所で求められる仕事内容も異なります。
施設介護
施設介護は、特定の施設（老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設など）で提供される介護のことを指します。
利用者は24時間体制で専門スタッフによるケアを受け、栄養管理やリハビリテーション、レクリエーション活動も提供されます。
施設介護の長所は、一貫した専門ケアを受けられることや、介護職員が常にいるため緊急時に対応が迅速であることです。
しかし、自宅とは異なる環境での生活となるため、利用者が慣れるまでに時間がかかることや、一部の人々はプライバシーが制限されると感じるかもしれません。
在宅介護
在宅介護は、利用者が自宅で受ける介護のことを指します。
訪問介護（ホームヘルパー）、訪問看護、訪問リハビリテーションなどのサービスが含まれます。
これらのサービスは、一人で生活する高齢者や障害を持つ人々が、自宅で自立した生活を送るための支援を提供します。
在宅介護の長所は、自宅という慣れ親しんだ環境で生活できることや、自分のペースで日々の生活を過ごすことができる点です。
しかし、24時間のケアが必要な場合や、専門的なケアが必要な場合は、家族だけでは対応が難しい場合があります。
施設介護と在宅介護の仕事内容の違い
施設介護では、介護職員は常に高齢者や障害者のサポートを行います。
施設介護の介護職の仕事内容
施設内での仕事内容は以下の通りです。
| 業務内容 | 身体介助 | リハビリテーション | レクリエーション | 健康管理 |
| 詳細 | 食事の準備や食事の介助、洗濯、掃除、入浴の支援、着替えの手伝いなどが含まれます。 | 理学療法士や作業療法士と協力して、利用者の機能を維持・改善するためのリハビリテーションを実施します。 | 外出や運動、ゲームなどさまざまな種類のレクリエーション活動を企画・実施します。 | かかりつけ医や看護師などの医療スタッフと協力して、利用者の健康状態の観察、必要に応じて処置を行います。 |
在宅介護の介護職の仕事内容
在宅介護では、介護職員は家庭での生活を支える役割を果たします。
そのため、在宅での仕事内容は以下の通りです。
| 業務内容 | 生活援助 | 身体介助 | 健康管理 | 家族のサポート |
| 詳細 | 掃除、洗濯、料理、買い物など、日常生活を支えるための活動が含まれます。 | 利用者の移動支援や身体介護などのケアなどを行います。 | 訪問看護師やかかりつけ医、ケアマネなどと協力して、利用者の健康状態を観察、異常があれば報告します。 | 訪問先の家族の精神的なサポートを行い、介護に関するアドバイスや介助方法をアドバイスします。 |
施設介護、在宅介護のそれぞれの業務内容は、一般的なものです。
施設や在宅環境、利用者のニーズによって、実際の仕事内容は変わります。
介護職の給料
介護職の給料は、経験、能力、役職、勤務地、施設の規模などによって大きく変わります。
以下の表は、介護職の正規雇用と非正規社員の平均勤続年数と平均月収です。
| 雇用形態 | 平均勤続年数 | 平均月収 |
| 正規雇用 | 8.7年 | 317,540円 |
| 非正規雇用 | 6.4年 | 209,540円 |
正規雇用と非正規雇用では、100,800円の差が開いています。
非正規雇用から給与を上げるためには、正規雇用を目指す方法と介護関係の資格取得、経験をして転職する方法がおすすめです。
また、正規雇用にならない理由があるのであれば、派遣社員になって給与を上げる方法もあります。
転職活動のノウハウ：面接、履歴書のアピールポイント
転職活動における面接や履歴書の作成は、特に重要です。
面接では、自分の強みや経験を具体的に伝えましょう。
履歴書では、自己PRの部分に介護業界に興味を持った理由や、これまでの経験をどのように活かしていくかを書きましょう。
介護が未経験でも、過去の職歴や経験から得たスキルや、知識をどのように介護職に活かせるか考え、具体的に伝えるのが転職を成功させるポイントです。
転職後の生活
転職後の生活は、新しい職場環境に慣れるまで少々大変かもしれません。
特に介護は利用者だけでなく職員との人間関係もあります。
おすすめは、積極的にコミュニケーションを取ることです。
職員同士がコミュニケーションを取れていると、利用者とも良好な関係を築きやすくなります。
40代介護職の転職体験談
ここからは、40代介護職の転職体験談について紹介します。
はじめに、元々美容師をしていた方の紹介です。
40代女性Aさんが未経験で介護職へ転職をした場合
美容師をしていましたが、離婚をして引っ越したタイミングで介護職へ転職しました。
私が就職した施設は有料老人ホームです。
美容師時代も年配のお客さんが来ていましたし、祖父母と同居していたので、日頃から高齢者と関わることがありました。
しかし、初めは仕事内容に慣れずに大変でした。特におむつ交換や移乗が大変でした。こればかりは回数を試したり、施設の研修や先輩職員に聞くしかありません。
けれども美容師経験があったので、入浴介助の洗髪は得意でしたし、コミュニケーションを取るのは好きでした。
転職したばかりは大変かと思いますが、自分自身の得意分野を活かせるのが、40代未経験からの転職だと感じました。
次に、未経験40代男性、飲食店勤務からのです。
40代男性Bさんが未経験で介護職へ転職をした場合
会社の業績が良くないので、転職を決意しました。
介護は未経験でしたが、求人が多数あり、資格を取れば職に困らないだろうと考えていました。
しかし、考えていたよりも大変なことが多かったです。
今では慣れましたが、高齢者のトイレ介助や入浴介助など、育児もしたことがない私にとっては大変でした。
幸い職場に同年代が多いのと、職場環境が良かったので、気になることがすぐに聞ける環境にありました。
未経験で転職する場合は、職場環境を重視した方がいいです。
今回は、転職に成功した例を挙げましたが、残念ながら転職したけど、慣れずに退職をされる方も多くみてきました。
未経験で転職する場合は、まだ仕事に慣れていないので、職場環境を重視するべきです。
面接や見学に行った際に、「施設が汚い」「大声で怒っている声が聞こえた」「都合の良いことばかり言っている」など疑問に感じた施設は辞めた方がいいでしょう。
20代未経験者と違い、40代だからこそわかる今までの経験を活かして、介護職への転職を成功させましょう。
まとめ：40代からでも介護業界へ転職できる！
40代だから未経験の介護職へ転職するのは不安だと思います。
介護業界へ転職を考えている方は、まずは転職エージェントに登録して、住んでいる地域の介護転職の現状を聞いてみるのがおすすめです。
40代未経験でもやる気があれば、介護職への転職はできます。